Input Multi Viewを使用すると、複数の入力ソースを1つに結合したレイアウトを簡単に作ることができます。たとえば、メイン画像としてカメラ入力を使用して、背景、インセットピクチャーインピクチャービデオ、ローワーサードタイトルなどを追加できます。しかも、このInput Multi Viewを作成しても、ソースは引き続き独立したソースとして使用できます。  

Input Multi Viewは、オーバーレイチャネルとは別のものです。複数の入力を組み合わせてInput Multi Viewを設定しても、すべてのオーバーレイチャンネルを使用することができます。Input Multi Viewでは、最大10レイヤー使用できます。始めるのに最適な方法は、新しい空白の入力を作成することです。 [入力の追加]クリックして 、[ ]を選択します。次に、新しく追加された入力の歯車アイコンをクリックします。 [ 一般] オプションで、後で簡単に見つけられるように名前を付けておきます。

左側は、Input Multi Viewを追加できる10個です。順序は、レイヤーの位置を後ろから前に表します。入力10は最上層であり、入力1は最背面の層です。 

右側には、マルチビューのさまざまなテンプレートが表示されています。たとえば、並べて表示したり、ピクチャーインピクチャーを表示したり、3 x3のグリッドを表示したりできます。好きなレイアウトができて、他のMultiViewセットアップでもう一度使用したいと思ったら、それをテンプレートとして保存できます。新しいテンプレートをロードすると、基本的に各レイヤーに対して作成した設定がインポートされます。したがって、各レイヤーに新しい入力を追加すると、そのMultiViewプリセット内に保存されているZoom、Pan、Rotation、およびCropプロパティが自動的に含まれます。

すべての入力を選択したら、それらを移動するためのいくつかのオプションがあります。選択したテンプレートのレイアウトに満足できるかもしれません。ただし、そうでない場合は、クリックしてドラッグし、下部のウィンドウ内の要素を移動できます。 Shiftキーを押しながらクリックしてドラッグすると、入力のサイズが変更され、アスペクトに対する比率がれます。より詳細に制御するには、[クリックし 位置 各レイヤーの横にある]ボタンを、スライダーを使用してレイヤーの位置を調整します。

Input Multi Viewを最初から作成する方法を習得できれば、一般的なハードウェアスイッチャーによる画作りよりも数段魅力的な番組作りをできるでしょう。画像やビデオ入力にロゴやタイトルなどを追加したものをソースとして切り替えていくのが、とても簡単に自由にやることができます。 

更に、Input Multi Viewは、他のInput Multi Viewで使用することもできます。つまり、1つのInput Multi Viewでは10レイヤーですが、入れ子ができるので重ねるレイヤー数に制限がないということです。とはいうものの、重なり順の整理も必要ですし、CPUやGPUの使用率は高まります遅延量が多くなるので、あまりお勧めは致しません。

では、オーバーレイチャネルとはどう使い分けるといいのかですが、すばやく表示または非表示にしたい場合や出したり消したりを繰り返したりする場合は、オーバーレイチャネルを使用するといいでしょう。ベースとして切り替えたり、複雑なシーンは、Input Multi Viewを使用します。 

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